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質量分析計用セラミック四重極 Company
質量分析計の中核部品の一つである四重極の性能は、装置の分解能、感度、安定性を直接的に決定します。従来の金属四重極は、熱安定性の不足や質量識別効果などの問題から、高性能セラミック四重極に徐々に置き換えられつつあります。 セラミック四重極子の材料選択 1.材質比較 材質 Al2O3 AlN BeO SiC 熱伝導率 20-30 W/mK 170-200 W/mK 300 W/mK …
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精密四重極質量フィルター – 質量分析計のコアコンポーネント Company
質量分析計の中核部品である四重極質量フィルターは、精密な電界制御によってイオン選別を実現します。四重極は通常、4本の平行な金属棒で構成され、2対の電極から直流電圧(DC、U)と高周波電圧(RF、V·cos(ωt))を印加します。DC電圧とRF電圧を調整することで、特定の質量電荷比(m/z)を持つイオンのみを通過させ、それ以外のイオンは除去することができます。 図2:四重極質量分析装置の構造と印加電圧の模式図。 …
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四重極質量分析計の導入 Company
四重極質量分析計は、特定のm/z(質量電荷比)を持つイオンを分析対象として選択する質量フィルターとして機能します。四重極質量分析計は、感度、分解能、上限質量範囲においてセクター磁場型質量分析計に匹敵するものではありませんが、臨床検査室で広く使用されています。これは、使いやすさ、比較的低コスト、コンパクトなサイズ、そしてガスクロマトグラフィー(GC)または液体クロマトグラフィー(LC)システムとの容易なインターフェースによるものです。 図1. 四重極質量分析装置の…